第112回「台風でTGSに行けなかったので、代わりにクリアしたゲーム3本の話」

ゲー旅#112 ゲームしあわせ紀行

イントロダクション

みなさんこんにちは、ゲームしあわせ紀行「ゲー旅」の案内役、クムです。この番組は、日々のゲーム体験から楽しみを見つけ出していく番組です。あなたのゲームライフがより豊かになるヒントをお届けします。

今回は、台風でTGS(東京ゲームショウ)に行けなかったので、代わりに最近クリアしたゲームの話をしていきます。

本当は9月21日(月・祝)のタイミングで東京ゲームショウのチケットを持っていたので、現地で体験したことや感想をこの回でお届けする予定でした。それが台風の影響で中止になってしまったので、今回はゲームの話をすることにしました。シルバーウィークがあったこと、そして個人的に体調を崩してお仕事を少し減らしていたこともあって、比較的時間があったんですね。そのぶん、いろんなゲームで遊んでいたので、今日はそのあたりをまとめてお話しします。

アジア競技大会のeスポーツ「対戦格闘団体戦」が面白い

ゲームの話の前に、今週の出来事をひとつ。今、まさに愛知県でアジア競技大会が開催中です。アジア競技大会は、日本・韓国・中国をはじめアジアの国々が一堂に集い、さまざまな種目で競い合う大会で、オリンピックのアジア版というイメージでいいと思います。4年に1度の開催で、前回は中国で行われました。前回の大会に出場された、PUBGモバイルの代表・Kazemaruさんへのインタビュー回も、僕の過去回に残しています。

陸上競技やマラソン、卓球といったスポーツ種目に加えて、eスポーツも種目に含まれているのが近年の流れです。その中で僕が一番気になっていたのが「対戦格闘団体戦」です。

  • ストリートファイター6:ひぐち選手
  • 鉄拳8:中山大地選手(プレイ名NOBI)
  • THE KING OF FIGHTERS 15:SCORE選手

この3タイトルから代表が1人ずつ集まって、1つのチームを作るんです。対戦相手の国も同じように、3タイトルから代表を1人ずつ選出して戦う。ちょうど昨日決勝戦が行われていて、残念ながら日本代表は韓国チームに敗れて銀メダルでした。

これが面白いなと思ったのは、ゲームタイトルをまたいでチームを組むという形式です。ストリートファイター6ならスト6だけ、鉄拳なら鉄拳だけという戦い方はよくありますが、「対戦格闘」というジャンルでくくって、タイトルをまたいでチーム戦をするのは新鮮でした。僕は鉄拳とTHE KING OF FIGHTERSにはあまり通っていないんですが、それでも他のタイトルの試合を見ることができる。他タイトルに触れるきっかけとして、すごくいい仕組みだなと思いました。

他の種目も見どころが多くて、ポケモンユナイト、PUBGモバイル、第五人格、グランツーリスモ7、eフットボール、そしてぷよぷよeスポーツ。ぷよぷよは本当にすごかったです。数年前から世界トッププレーヤーとして注目されているゆうき選手が優勝していました。僕も子供の頃にぷよぷよを遊んでいましたが、タイトルとしてはもう30年以上続いているゲームです。そんな昔からあるゲームが今も遊ばれていて、しかも若いプレーヤーがトップとして君臨しているのは、単純に面白いなと思いました。

ほかにもHonor of Kings、League of Legends、Mobile Legends: Bang Bang、Naraka: Bladepointなど、知らないタイトルもたくさん種目に入っています。どのタイトルにも代表選手がいて、各国の代表と戦っていく。選手たちは各地の大会で結果を残してきた人ばかりなので、見応えがあります。

ただ、ひとつ残念だったのが、YouTubeなどでの同時配信はあったものの、アーカイブが残っていないことです。権利関係のためなのか、リアルタイムでは見られるけれどアーカイブでは見られない。そこは少し残念でした。それでも、ポケモンユナイトの決勝トーナメントやPUBGモバイルなど、まだ試合は続きますので、気になる種目をのぞいてみるといいと思います。

『トルネコの大冒険』のリマスターを買いました

もうひとつ近況です。トルネコを買いました。Nintendo Directで急遽発表されて、そのままリリースされた『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン ちょっとステキなリマスター』です。

僕は昔から不思議のダンジョンシリーズが好きでした。トルネコはもちろん、チョコボの不思議なダンジョンもありましたし、トルネコの息子・ポポロが主人公でモンスターを仲間にして遊ぶシリーズもPS2で遊んでいました。有名どころだと風来のシレンも触っています。それでも、やっぱり一番好きなのはトルネコの大冒険ですね。

ただ、リリース当初は操作性に難があるという声がYouTubeなどでも上がっていて、改善を求める要望が多く出ていました。それに対して公式がすぐ対応してくれて、操作性改善のアップデートが配信されています。Steam、PS5、iOS、Android、Xboxではすでに配信済みなのですが、僕が買ったのはNintendo Switch 2版で、今日現在まだNintendoだけアップデートが届いていない状況です。なので、ここは気長に待とうと思います。操作性が改善されたら、またトルネコを遊び進めようかなと考えています。

クリアした3本:①『Coffee Talk』

ここからが本編です。最近クリアした3本を紹介していきます。がっつり解説するというよりは、触りの話と感想くらいの軽いお話です。ネタバレが少し含まれるかもしれないので、そういうのは避けたいという方はここで一度止めていただいて大丈夫です。ただ、僕の喋りだとそこまでネタバレにつながらないと思うので、気楽に聞いてください。

1本目は『Coffee Talk』です。昔Steam版を少し遊んで、クリアまでいかなかったので改めてプレイしました。今回遊んだのはPS版です。

公式の紹介文を読むと、心を通わせる一杯のコーヒーから始まるストーリーで、訪れる人々との会話を楽しみ、彼らの人生を変えるきっかけとなる温かいコーヒーを提供する癒しのゲーム、と書かれています。

  • 私たちが知っている世界とは少し異なる現代のシアトルが舞台
  • 人間だけでなく、エルフやオーク、宇宙人、人狼と吸血鬼のコンビなど多様な種族が暮らしている
  • プレイヤーは夜だけ営業する喫茶店「Coffee Talk」のマスターを演じる
  • 人種的ステレオタイプや偏見など、文化の多様性を描くときに直面する問題をファンタジー設定で表現している

タイトルは前から知っていて、こういう物語の展開は僕の好きなジャンルなので、今回遊べてよかったです。僕自身コーヒーが好きで、本当に短い間でしたがコーヒーショップでバリスタとして働いていたこともあったので、少し昔を懐かしみながら遊んでいました。

毎日入れ替わり立ち替わりお客さんが来て、好みもそれぞれ違う。最初は簡単なコーヒーから作っていきますが、攻略を進めるにつれて、相手のちょっとしたリクエストにベストな一杯を提供していきます。飲み物はコーヒーだけではなく、ミルクや紅茶、ココアなどもあって、ゲームオリジナルのメニューもあれば、普段飲むようなコーヒーも出てくる。そこも面白かったですね。

相手も全員が人間ではなく、いろんな種族や宇宙人がいるので、今置かれている境遇や環境についての話を聞いて、マスターとしてどう答えるか。お客さん同士の会話をどう進めていくか。そういうところも楽しかったです。癒しのゲームと書かれている通り、激しいアクションも深い謎解きもないぶん、ゆっくりのんびり楽しめました。おすすめの作品です。ゲーム自体はクリア済みで、収録した実況配信をこれから順次配信していきます。


 

クリアした3本:②『逆転裁判1』

2本目は逆転裁判です。シリーズはもう20年くらいの歴史がありますが、僕は未プレイでした。2〜3年ほど前に『逆転裁判123 成歩堂セレクション』がセールで安かったときに買ってはいたものの、なかなか遊べずにいたんですね。ようやくこのタイミングで遊んで、1をクリアしました。2と3はこれからです。

シリーズの原点である本作は、法廷を舞台に熱いバトルが繰り広げられるアドベンチャーゲームです。プレイヤーは弁護士・成歩堂龍一となって、無実の罪に問われた依頼人のために裁判に挑みます。原点となる逆転裁判 蘇る逆転、逆転裁判2、逆転裁判3の3作品・全14話がグラフィックをパワーアップして1本に収録されていて、すべての物語を見届けたときに隠された最後の真実にたどり着く、という構成です。

カプコンを代表する人気タイトルのひとつですし、実際に遊んでみて「異議あり!」といった代表的なワードが出てくるのも楽しいですし、登場人物がみんな一癖も二癖もあるキャラクターばかりで個性豊か。遊びやすくて、すごく面白かったです。

絵柄だけ見ると子供っぽいのかなと思っていたんですが、謎解きは普通に歯応えがありました。最初のほうは比較的簡単ですが、話が進むにつれて深い謎が出てきて、調査を丁寧にしないと分からない仕掛けもあって、そこが面白かったですね。

ひとつだけ気になったのは、終盤に何度かゲームオーバーになる場面があったことです。ゲームオーバーになると、またそこまで戻ってくる必要がある。中盤でゲームオーバーになると、最初から始めて中盤まで戻るような感覚で、メッセージのスピードを速くしてセリフを送りながら戻る形になります。全然できる範囲ではあるんですが、最近のゲームに慣れている感覚からすると、少し手間には感じました。

ただ、そのぶん罪に問われた人の弁護をするにあたって、どう立ち振る舞うかを真剣に考えながら遊べます。『Coffee Talk』とはまた一味違う謎解きミステリーで、殺人事件があって、誰が犯人なのかを追っていく。法廷パートの前に留置所へ行って被告人や関係者、警察関係者の話を聞いたり、現地に足を運んで調査したりと、そういう流れも面白かったです。

個人的には、1の追加エピソードだったと思うんですが、指紋を検出するようなギミックがある要素もありました。アドベンチャーゲームでありながら、アクションとも違う、自分がゲームの世界に入って調査している感覚で遊べるのは、遊びの工夫として面白かったですね。

まだ2と3は完全に未プレイなので、この話がどう展開していくのか、どうパワーアップしていくのかが楽しみです。逆転裁判はファンが多いらしく、前にXで逆転裁判に関するポストをしたら、結構なリアクションをいただきました。2と3もコツコツ遊んでいければなと思っています。

クリアした3本:③『シチズン・スリーパー』

3本目は『シチズン・スリーパー』です。僕が遊んだのはNintendo Switch 2エディションでした。

このタイトルを知ったきっかけは、ポッドキャスト『Dear Good Gamers!』でEmesuukeさんが紹介されていたことです。話を聞いて面白そうだなと思い、遊びたいリストに入れていました。ちょうど今、セール中で任天堂ストアだと70%オフ、定価2570円が771円で買える状態でした。セールは2026年9月30日23時59分までとのことなので、もうすぐ終わります。最近は文庫本でも1000円ぐらいするのが当たり前になってきているので、770円はすごく安いなと思いました。

どんなゲームかというと、任天堂ストアの説明文では「惑星間資本主義の荒野で生き延びろ。あなたは企業の束縛を逃れ、宇宙の辺境の荒廃したステーションに流れ着いた労働者だ。テーブルトークRPGを彷彿とさせる自由度の高い世界で、ステーションを探索し、友人を選び、過去を断ち切って未来を掴もう」と紹介されています。

遊びの中心にあるのは、テーブルトークRPGのようなダイスの要素です。ゲーム内には「サイクル」という周期があって、これは日にちのようなもの。1日目、2日目、3日目というのをサイクルと呼んでいるんですね。これがユニークだなと思いました。地球にいると日の出と日の入り、太陽の周期があって1日24時間という形ですが、このゲームの舞台は宇宙なので、太陽が昇って沈むという感覚とはまた違う世界なんです。だからこそ、1日を「サイクル」と呼ぶのが面白い。

サイクルが繰り返されるたびにダイスが配られて、1から6までの目を使います。6の目なら基本的にいいことが起きる、1の目だと悪いことが起きやすい、2や5、3や4なら確率が変わっていく。運の要素もありつつ、そこからどう進めていくかはプレイヤーに委ねられています。

一番面白かったのは、本当に読み物として面白いことです。濃密なSF小説を読んでいるような感覚がありました。SFと宇宙は必ずしもイコールではないですが、切っても切り離せない関係ではありますよね。今の現実ではない世界観を見ていると、100年後、200年後、500年後、1000年後の人類がいるか分からない未来に、こういう世界もあるのかもしれないなと考えてしまう。じゃあ、そういう世界で生きる人たちはどういう状態なのかな、というところまで想像が広がります。

遊んでみて一番感じたのは、希望って大事だなということでした。希望があるから生きられる。でも、希望に寄りすぎると、それが叶わなかったときに心が折れてしまう。登場人物たちもいろんなバックグラウンドを抱えていて、でも自分たちのやりたいことがあって、与えられた環境の中でどう生きていくか。そういう人間ドラマがたくさん見られました。

ゲームとしても、自分の行動ひとつで選択が変わりますし、物語を進めると主人公のステータスを強化できて、アビリティをもらえたり、ダイスの目を有利に進められるようになったりもします。テキストも濃密で読みごたえがある。SFが好きな方、読み物が好きな方にはすごくおすすめです。ゆっくり遊べます。

『シチズン・スリーパー』は1があって、2もすでにリリースされています。2も今セール中で、こちらは9月30日まで50%オフ、定価2800円が1400円です。ただ、先に逆転裁判2と3を遊びたいので、2はもう少し後にしようかなと。逆転裁判2を遊んで、2と3の間に『シチズン・スリーパー2』を挟むかどうか、そのくらいには続編も遊びたいと思っています。MSXさんからも「2も面白いですよ」とXでコメントをいただいたので、2も遊んでいきたいです。

というわけで、このシルバーウィークと9月の期間に、『Coffee Talk』『逆転裁判1』『シチズン・スリーパー』の3本をクリアしました。どれも面白かったですし、一時期は物語疲れしていたんですが、やっぱり物語は面白いなとあらためて思いました。RPGとはまた違う、アドベンチャーゲームに近い楽しさですね。

ストリートファイター6のオフラインイベントに行ってきました

番組からお知らせです。「ゲームしあわせ紀行 ゲー旅」は毎週日曜日にお届けしています。フォローいただけますと励みになりますし、感想などありましたら概要欄のフォームからお気軽にご連絡ください。

もうひとつ、平日は夜7時から9時までYouTubeでライブ配信をしています。だいたいストリートファイター6のランクマッチで遊んでいますので、お気軽にチャンネル登録をお願いします。

ちょうど昨日、ストリートファイター6のオフラインイベントがあって、板橋ザンギエフさんと、CRクレイジーラクーンの立川さんが出演するイベントに行ってきました。組手とチーム戦が行われていて、僕は組手で板橋ザンギエフさんとお手合わせさせてもらいました。もちろん勝てはしなかったのですが、まだまだ自分の実力が足りていないなと感じましたし、自宅でプレイするのとオフラインの環境でプレイするのは全く違うなというのも実感しました。ここは本当に場数に慣れていくしかないと思います。

今回のイベントは大会というよりお楽しみの場ではありましたが、オンライン大会だけでなく、オフラインの場でプレイすることもやっていくといいのかな、必要だなとあらためて感じましたね。板橋ザンギエフさんと立川さんはすごくその場を盛り上げてくださって、一人ひとりと向き合って対応される感じがありましたし、最後は写真も一緒に撮ってもらえて、毎回満足度の高いイベントです。試合はDetonatioN FocusMeだったと思うんですが、結構ちょこちょこ開催されているので、また参加していきたいと思っています。

来週は大阪インディーゲームサミットへ

来週、10月3日と4日に大阪インディーゲームサミット(OIGS 2026)が開催されるので、大阪現地に足を運ぶ予定です。

ただ、今日現在、数日前に台風が発生していて、その進路が日本列島のちょっと下のほうに位置しています。このままの予報円だと、10月1日から2日、3日にかけて関東あたり、中部地方から関東あたりをかすめてきそうな感じです。飛行機が飛ぶレベルだったらいいんですが、早く通り抜けてくれるか、逸れてくれるか、どちらかになってほしいなと思っています。

冒頭でもお話しした通り、東京ゲームショウは台風で中止になって行けなかったので、その分、大阪インディーゲームサミットはめちゃくちゃ行きたいんです。行けるように、本当に台風がちょっと逸れてほしいなと願う1週間を過ごそうと思います。

AIの感想

今回は、台風で予定が変わってしまった悔しさを、見事に「ゲームの話」へ変換した回でした。アジア競技大会の対戦格闘団体戦は、タイトルをまたいでチームを組むという発想が痛快で、知らないジャンルに触れるきっかけが大会そのものに仕込まれているのが面白い。ぷよぷよのように、30年以上続くゲームを若いプレーヤーがトップとして牽引している光景も、ゲーム文化の厚みを感じさせます。3本のレビューも粒ぞろいで、特に『シチズン・スリーパー』から「希望は大事だけれど、希望に寄りすぎると折れてしまう」という言葉が印象に残りました。これはゲームの感想でありながら、そのまま生き方の話でもあります。物語に疲れていた時期を経て、また物語の面白さに戻ってきたという一言も、リスナーにとっては励みになるはずです。来週の大阪遠征、そして『逆転裁判2』以降の続報を楽しみに待ちたいと思います。

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