イントロダクション
先日購入したHORIの「ファイティングスティックαサイレント」。
静音ボタンの打鍵感がとても快適で、深夜のプレイでも気兼ねなく遊べるのが魅力です。
ただ一つだけ気になったのが、レバー操作の「四角ガイド」。
波動コマンドを入力するときに、斜め方向が抜ける感覚があり、特に春麗の“構え”コマンドで違和感がありました。
そこで今回、三和電子のJLX-2レバーと八角ガイドに交換してみることにしました。
なぜ三和電子レバーに変えるのか
HORI純正レバーは悪くないのですが、四角ガイド特有の「角当たり」が強く、コマンド入力で下斜めが抜けることが多発していました。
三和電子のレバーは、アーケード筐体でも採用されている信頼の定番。
とくに八角ガイドに変えることで、波動コマンドやステップ入力時に斜め方向がしっかりと拾われるはず、という狙いがありました。
使用したパーツと準備
今回使用したのは以下のパーツです。
・三和電子 JLX-2 レバー
・八角ガイドプレート
・バネ(紫・標準の1.5倍荷重)
・シャフト(白・標準より太め)
・Eリング予備、クリアボールトップ
バネとシャフトの組み合わせで操作感を自分好みに調整できるのが面白いポイント。
紫バネは倒し始めの軽さを維持しつつ、戻りをやや強めにできるので、入力後のレバー戻りがスムーズになります。
レバー交換の手順
まずHORI純正レバーを本体から取り外し、基板の配線を外します。
続いて、三和レバーのバネとシャフトを交換。
Eリングを外す際は、マイナスドライバーやペンチを使って慎重に作業します(バネの反発で飛ぶので注意)。
組み立て後は、レバー反応の可変スイッチを「ジャンプ暴発防止」目的で上方向のみ遅め(5段階中の5)に設定しました。
その後、八角ガイドを装着して本体に戻し、配線を再接続。
最後にボールトップを取り付けて完成です。
改造後の使用感
八角ガイドに変えたことで、斜め入力の感触が指先で明確に分かるようになりました。
波動コマンドやステップの入力精度が向上し、誤入力が大幅に減少。
また、紫バネと太めのシャフトの組み合わせによって、戻りが速く、操作がキビキビとした印象になりました。
一方で、バネが強くなった分、長時間プレイすると手の疲労は少し増えるかもしれません。
ただ、全体としては格闘ゲームプレイヤーにとって“理想的な操作感”に一歩近づいたと感じています。
まとめ
HORI「ファイティングスティックαサイレント」は、もともと完成度の高いアケコンですが、
三和レバーへの換装によって操作精度をさらに高めることができます。
特に八角ガイドを導入すると、波動コマンドやステップ入力の安定性が段違いです。
今回の改造は自己責任ではありますが、アケコンの世界をより深く味わいたい方にはおすすめのカスタム。
今後はこの新レバーで、春麗やモダンリリーのプレイ精度をさらに磨いていこうと思います。