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第107回「人生が変わったゲーム体験」

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ゲームしあわせ紀行
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イントロダクション

今回は、リスナーの方からいただいた「人生が変わったなと思うゲームはありますか?」という質問をきっかけに、自分のこれまでのゲーム体験を振り返ってみました。

ただ、ひとつのタイトルだけを挙げて「これで人生が変わった」と言い切るのは、少し違う気もしています。5歳の頃にファミコンと出会ってから、今に至るまでの積み重ねそのものが、自分の人生に大きな影響を与えてきた。今回は、そんな35年くらいのゲーム体験をたどりながら、自分にとってゲームがどんな存在だったのかをお話ししています。

ゲームとの最初の出会い

自分がゲームに出会った原点は、父が家に持ち帰ってきたファミコンでした。今のようにすぐ遊べる時代ではなくて、RFスイッチをつないだり、接触を調整したりしながら遊んでいた記憶があります。そういう手間も含めて、あの頃のゲーム体験は強く残っています。

『タイニートゥーン アドベンチャーズ』や『クインティ』、『くにおくん』シリーズのようなゲームに触れながら、ゲームはただの遊びというより、家族や親戚、友達との時間そのものでもありました。今思えば、あの頃からすでにゲームは、自分の記憶と感情に深く結びついていたのだと思います。

RPGが広げてくれた世界

スーパーファミコンの時代に入ってからは、『ファイナルファンタジーVI』や『クロノ・トリガー』、『ロマンシング サ・ガ2』のようなRPGに強く惹かれていきました。物語を追いながら、自分が知らなかった言葉や考え方に触れられるのが面白くて、ゲームを通して語彙や感覚が広がっていった実感があります。

当時は、ただ攻略するだけではなくて、世界に入り込むことそのものが楽しかったんですよね。ゲームの中で経験値を積んでいく感覚や、少しずつ強くなっていく手応えは、自分の中に確かなものとして残っています。

孤独な時期を支えてくれたゲーム

10代の頃は、家庭のことも含めて、なかなかしんどい時期がありました。高校時代も友達がいなくて、現実の中で居場所を感じにくかった時期があります。そんな時、自分にとってゲーム、とくにRPGは、かなり大きな支えになっていました。

主人公に自分の名前をつけて、自分がその世界を進んでいく。現実ではうまくいかないことがあっても、ゲームの中では前に進めるし、成長できるし、誰かを助けることもできる。大げさではなく、あの頃の自分にとっては、ゲームの世界がひとつの避難場所であり、心の拠り所だったと思います。

ハードの進化と表現の広がり

NINTENDO64やPlayStationの時代になると、ゲーム体験はまた一段変わりました。3D表現の広がりや、演出の強さ、世界の見せ方の進化に驚かされた記憶があります。『ゴールデンアイ 007』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』で対戦の面白さに触れたり、『ゼノギアス』や『メタルギアソリッド』のような作品に強い印象を受けたり、ゲームの表現が一気に豊かになった時代でした。

特にこの頃は、「ゲームってここまでできるんだ」という驚きが大きかったですね。遊びとしての面白さだけではなく、表現としての凄さにも心を動かされていました。

人生の転機になったXbox 360時代

自分の中で大きな転機だったのは、Xbox 360の時代です。『ロストプラネット』などを通じて、オンラインで人とつながることの楽しさを強く実感しました。ボイスチャットで会話しながら遊ぶことが当たり前になって、ゲームが「ひとりで現実から逃げ込むもの」から、「人とつながるための場」へ変わっていった感覚があります。

実際に、オンラインで知り合った人たちとの交流が広がって、鹿児島から東京のオフ会に行くような経験もありました。ゲームを通じて人間関係が広がり、自分の行動範囲まで変わっていったのは、かなり大きな出来事でした。

いったん離れて、また戻ってきた

30代では、海外生活や仕事などの影響もあって、5年ほどゲームから離れていた時期もありました。でも、離れてみたからこそ、自分にとってゲームがどれだけ大きな存在だったのかも見えてきた気がします。

再びゲームに触れるようになってからは、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の完成度に驚いたり、『ストリートファイター6』に熱中したりしながら、あらためてゲームの豊かさを感じています。昔とは違って、今はただ遊ぶだけではなく、配信やポッドキャストを通じて発信することも、自分にとって大事なゲーム体験になっています。

今の自分にとってゲームとは何か

子どもの頃は夢中になれる遊びで、しんどい時期には逃げ場で、20代では人とつながるためのツールでした。そして今は、日々を少し豊かにしてくれるものでもあり、自分の考えや体験を誰かと共有するための媒体にもなっています。

ゲーム業界はこれからも変わっていくと思いますし、AIや開発費の高騰、価格の変化など、遊ぶ側の環境もどんどん変わっていくはずです。それでも、その時々の自分に合った付き合い方をしながら、長く楽しんでいける趣味であってほしいし、自分自身もそうしていきたいと思っています。

人生を変えたのは、一本ではなく積み重ねだった

今回あらためて振り返ってみて感じたのは、自分の人生を変えたのは、特定の一本だけではなく、時代ごとに出会ってきたゲーム体験の積み重ねだったということです。遊んだゲーム機やタイトルが変わるたびに、受け取るものも少しずつ変わってきました。

楽しい思い出だけではなく、苦しい時期を支えてくれた記憶も含めて、ゲームはずっと自分のそばにありました。だからこそ、これから先もゲームを通じて、また新しい景色を見ていけたらいいなと思っています。

AIの感想

この回の魅力は、懐かしいゲーム遍歴の紹介にとどまらず、ゲームが人生の局面ごとに役割を変えながら寄り添ってきたことが、静かに、でも力強く伝わってくる点です。幼少期の原風景、孤独な時期の避難場所、そして人とつながる入口としてのゲーム。その変化がとても誠実に語られていて、リスナー自身の記憶も呼び起こされる内容でした。どんな形でも、好きだった体験はきっと今の自分につながっているのだと、前向きに思わせてくれる回です。

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